オフィスホワイトニングとは?効果の持続期間や費用、メリットとデメリット
こんにちは。千葉県流山市にある歯医者「ABC歯科クリニック」です。
ホワイトニングにはいくつか種類があります。なかでも、オフィスホワイトニングとはどのようなホワイトニング方法なのか疑問をおもちの方もいるでしょう。
オフィスホワイトニングには、ほかの方法にはない特徴があります。また、メリットだけでなくデメリットもあるため、よく理解したうえで、ご自身に合った方法を選ぶことが大切です。
今回は、オフィスホワイトニングとはどのようなホワイトニング方法か、またどのようなメリットとデメリットがあるのか解説します。
オフィスホワイトニングとは
オフィスホワイトニングとは、歯科医院で行う歯を白くする施術のことです。この方法では、歯科医師や歯科衛生士のみが取り扱うことができる高濃度の薬剤を使用し、専用の光を照射して歯を白くします。
オフィスホワイトニングで使用される薬剤には過酸化水素と呼ばれる成分が含まれており、皮膚に付着するとただれたり炎症を起こしたりすることがあります。そのため、歯科医師や歯科衛生士にしか扱いが許可されていないのです。
漂白効果の高い薬剤を用いるため、1回の施術でもある程度の効果を実感できる場合があります。
オフィスホワイトニングの効果が現れるまでの回数
先にも述べた通り、オフィスホワイトニングでは1回の施術でもある程度の効果を実感できる場合があります。
とはいえ、理想の白さを得るまでには、1〜2週間おきに3〜5回程度は施術を繰り返す必要があるでしょう。
オフィスホワイトニングの効果の持続期間
オフィスホワイトニングの効果が持続する期間は3〜6か月程度です。
なお、生活習慣などによっても色戻りするまでの期間は異なります。例えば、喫煙する習慣がある方や、コーヒーやワインなどの着色しやすい飲み物をよく飲む方などは、色戻りが早くなるため注意が必要です。
オフィスホワイトニングのメリットとデメリット
ここからは、オフィスホワイトニングのメリットとデメリットについて解説します。施術を受けるかどうか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
オフィスホワイトニングのメリット
オフィスホワイトニングのメリットは、以下の通りです。
1回で効果を実感できる場合がある
医療機関のみで取り扱いが許可された高濃度の薬剤を使用するため、1回で効果を実感できることはオフィスホワイトニングのメリットといえます。
ホワイトニングの方法として、歯科医院で作製したマウスピースと処方された薬剤を使用して自宅で行うホームホワイトニングという方法もあります。
しかし、こちらは自宅で患者さん自身が扱う薬剤ですので、濃度が低いものとなります。そのため、効果が得られるまでに時間がかかります。
一方で、オフィスホワイトニングの場合は、高濃度の薬剤を使用するため即効性が高いです。そのため「この日までに歯を白くしたい」という期日が明確に決まっている方に選ばれています。
自分で施術を行う手間が省ける
自宅で患者さん自身が施術を行うホームホワイトニングでは、マウスピースに薬剤を注入したり装着したりといった手間がかかります。
しかし、オフィスホワイトニングの場合は、患者さん自身が施術をする必要は一切ありません。歯科医院に通院するだけでよいため、手間を省きたい方に選ばれています。
プロによる施術が受けられる
オフィスホワイトニングでは高濃度の薬剤や特殊な光を使って施術を行います。このような施術は医療機関でしか受けられないものです。また、歯科医師や歯科衛生士が施術を行うため、万が一歯がしみるなどのトラブルが生じた場合でも、その場で対処してもらえます。
h4 口腔内のチェックが受けられる
オフィスホワイトニングは歯科医院で受ける施術ですので、通院時に口腔内のチェックが受けられることもメリットのひとつです。例えば、ホワイトニング前の検査で虫歯や歯周病を早期に発見できれば、重症化を防げるでしょう。
オフィスホワイトニングのデメリット
オフィスホワイトニングのデメリットは、以下の通りです。
費用がかかる
オフィスホワイトニングでは高濃度の薬剤や光を照射するための特殊な機器を使用します。そのため、ホームホワイトニングよりも費用がかかることはデメリットといえます。
また、効果を持続させるためには定期的に施術を受ける必要があるため、歯が白い状態を長く維持したい方は、将来的にかかる費用についても考えることが大切です。
通院する必要がある
オフィスホワイトニングを受けるためには、歯科医院を受診する必要があります。また、理想の白さが得られるまでは1〜2週間おきに3〜5回程度通院することが一般的ですので、忙しい方にとっては負担に感じられるかもしれません。
また、歯科医院によっては自分が予約したい日に空きがなく、スケジュール調整が難しくなることも考えられます。
奥歯は効果が出にくい
オフィスホワイトニングでは薬剤を塗布したあとに、特殊な光を照射します。このとき、口を大きく開けるための器具を使用しますが、奥歯には光が行き渡りにくいという欠点があります。
そのため、人目に触れやすい部分だけでなく、すべての歯を白くしたいと考えている方にとっては思うような効果が得られないことも考えられるでしょう。
色戻りしやすい
即効性に優れたオフィスホワイトニングですが、色戻りしやすいという点はデメリットといえます。
その一方で、低濃度の薬剤を使用するホームホワイトニングでは、少しずつ薬剤を浸透させるため色戻りしにくいです。そのため、ホワイトニング方法を検討する際には、即効性と持続性のどちらを重視したいかよく考える必要があるでしょう。
なお、歯科医院で受けられるホワイトニングのなかには、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせて行うデュアルホワイトニングという方法もあります。
オフィスホワイトニングの流れ
オフィスホワイトニングの施術の流れは、以下の通りです。
カウンセリング
ホワイトニングの施術を受けるにあたって、まずはカウンセリングにて詳しい施術の流れや得られる効果、費用などについて説明を受けます。施術について不安な点や疑問点があれば、カウンセリングの際に解決しておきましょう。
クリーニング
歯の表面に歯石や汚れが付着していると、ホワイトニングの効果が低下したりムラが生じたりすることがあります。そのため、まずはクリーニングをして歯の表面の汚れや着色を取り除きます。
ホワイトニング
歯の表面がきれいな状態になったら、ホワイトニングの施術に入ります。まずは、歯ぐきに薬剤が付着しないように保護剤を塗布します。その後、歯の表面に薬剤を塗布し、光を照射するという流れです。薬剤の塗布と光の照射は複数回繰り返すこともあります。
薬剤の種類や施術内容によっても異なりますが、時間の目安は30分〜1時間程度です。
仕上げとチェック
仕上げに歯のクリーニングを行い、施術前の歯と施術後の歯の色をチェックします。1回の施術で得られる効果には個人差があるため、施術後の色のチェックによって今後必要となる施術回数を予測します。
オフィスホワイトニングをしたあとの注意点
オフィスホワイトニングの効果を持続させるために、術後に気を付けるべき点がいくつかあります。
着色しやすい飲食物を避ける
施術を受けたあとは歯の表面の構造が変化するため、普段よりも着色しやすい状態となります。そのため、施術後は着色しやすい食べ物や飲み物を避けることが重要です。
例えば、ケチャップやソースなど色の濃い調味料を使った食べ物、コーヒー、ココア、赤ワインなどです。そのほか、豆腐や豆乳などイソフラボンを含む飲食物も着色しやすいため注意しましょう。
歯科医院で定期的にメンテナンスを受ける
ホワイトニングの効果を持続させるためには、定期的に歯科医院で施術を受けることも重要です。理想の歯の色を維持し続けたいと考える方は、歯科医院で定期的にメンテナンスを受けるようにしましょう。
歯科医院でのメンテナンスでは、ホワイトニングの施術以外にも歯のコーティングやクリーニングなども受けられるため、着色しにくい状態を保つことにもつながります。
オフィスホワイトニングの費用
ホワイトニングは口腔内の疾患を治療するための処置ではないため、保険適用外となります。自由診療となるため、歯科医院によっても詳しい費用は異なります。目安としては、2万3,000円〜7万円程度です。
そのほかにも、診察代や歯のクリーニング代、コーティング代、メンテナンス代などがかかることがあります。これらの費用はホワイトニングの費用に含まれていることもありますので、歯科医院で確認するとよいでしょう。
まとめ
歯科医院で受けるオフィスホワイトニングは、費用はかかりますが、短期間で効果を得られる施術です。施術やメンテナンスのために通院する必要はありますが、自分自身で歯に薬剤を塗布するなどの手間がありません。
オフィスホワイトニングを受けるか悩んでいる方は、ぜひ本記事を参考に検討してみてください。
ホワイトニングを検討されている方は、千葉県流山市にある歯医者「ABC歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院では、マウスピース矯正やインプラント、一般歯科、予防歯科、審美歯科など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちら、Web診療予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。