審美歯科とは?治療内容と費用目安、メリット・デメリットも紹介!
こんにちは。千葉県流山市にある歯医者「ABC歯科クリニック」です。
多くの人は、虫歯や歯周病によって日常生活に支障をきたした場合に歯科医院に通うというイメージをお持ちでしょう。歯を治療して健康を維持するだけでなく、口元についての悩みを抱えている人が通っています。
今回は、審美歯科について詳しく解説し、治療内容、費用の目安、メリット・デメリットを紹介します。
審美歯科とは
審美歯科も普通の歯科医院と同様に、虫歯や歯周病の治療、歯の嚙み合わせの調整など、機能性の改善を目指します。加えて、歯や口元の見た目をより良くし、美しく整えて自分の顔に調和させることに重きを置いています。
歯や口元の見た目が改善されることでコンプレックスがなくなり、自分に自信を持てるようになるかもしれません。保険適用外なので費用は高額になりやすいですが、使用する素材の制限がないので、見た目の美しさを保てる素材を選択できることも特徴です。
審美歯科の治療内容
ここでは、審美歯科でできる治療内容として代表的なものを解説します。機能性を改善する治療も可能ですが、ここでは審美的要素を含む治療のみの解説とします。
ホワイトニング
ホワイトニングは、コーヒーや紅茶、たばこが原因で引き起こされた、歯の色素沈着を落とすことです。ホワイトニング専用の薬剤を使用し、歯に浸透する色素を分解して漂白します。歯を削ることなく白く美しい歯にできます。
ホワイトニングには、オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、デュアルホワイトニングの3種類があります。医師とのカウンセリングを経て、どのホワイトニングを採用するか決めてみましょう。
ガムピーリング
歯茎が色素沈着によって黒ずんだり、生まれ持った歯茎の色が気になる場合、専用の薬で歯茎の表面を除去し、ピンク色に変化させることができます。また、黒くなっている箇所にレーザーを当てて色素を取り除く方法もあります。
効果は人にもよりますが、ガムピーリングを受けて数日後にはピンク色に変化にすると言われています。治療後にはピリピリとした痛みが出てくる場合がありますが、きれいなピンク色に変化させることで口元をより魅力的に見せられます。
セラミック治療
セラミックは陶器と同じ素材でできており、白くて透明感のある見た目が特徴です。審美歯科の治療では多く用いられています。セラミックにはいくつか種類があり、それぞれ異なる特徴があります。
<セラミックの種類と特徴>
種類 | 特徴 |
---|---|
オールセラミック | ・艶や透明感があり、審美性が非常に高い ・強い衝撃を受けると割れる恐れがある |
ジルコニア | ・非常に強度が高い素材 ・審美性も高い ・天然歯よりも硬いため、噛み合う歯が傷つくリスクがある |
メタルボンド | ・金属のフレームにセラミックを焼き付けた被せ物 ・強度や耐久性が高い ・金属アレルギーの方は使用できない ・メタルタトゥーのリスクがある |
e-max | ・ガラスセラミックを強化した素材 ・非常に透明感が高い ・硬さは天然歯と同程度 |
ハイブリッドセラミック | ・セラミックと歯科用プラスチックを混ぜた素材 ・プラスチックが入っているため劣化しやすい |
矯正治療
一般歯科でも矯正歯科を行っていますが、審美歯科では見た目への影響を最小限にして歯科矯正を行います。ここでは、2つの方法を紹介します。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、歯に固定したブラケットにワイヤーを通して、歯を移動させる矯正方法です。歯の表面に銀色の装置を装着しているイメージを持つ方が多いでしょう。
しかし、歯の裏側に装置をつける裏側矯正という方法があります。装置が見えにくいので、矯正していることが分かりにくいでしょう。
また、歯の表面に装置を装着する表側矯正を選択した場合でも、歯の色に近い白や透明のブラケットとワイヤーを使用することが可能です。金属の装置よりも歯と馴染むので、矯正装置を目立たなくできます。
目立たないように工夫する場合、費用が高額になる傾向があることに注意しましょう。
マウスピース矯正
マウスピース矯正は、透明なマウスピースを使用して歯並びを整える矯正方法です。マウスピースは患者さまに合わせてオーダーメイドで作られ、食事や歯磨き以外は常に装着する必要があります。具体的には、1日20時間以上と指示されることが多いでしょう。
透明な装置を使用するので、見た目を気にする必要がありません。装着直後はマウスピースの歯型に合わせて歯が動くため痛みを感じることがあるかもしれませんが、ワイヤー矯正と比較して痛みが少ないと言われています。
審美歯科の費用目安[治療内容別]
審美歯科の費用の目安は、以下のとおりです。
・ホワイトニング:2〜8万円
・ガムピーリング:1〜2万円
・セラミック治療:5〜20万円
・矯正治療:60〜150万円
保険適用外なので、歯科医院によって価格設定が異なります。治療を受ける際は、歯科医院で費用について確認しておきましょう。
自費診療で高額になる傾向がありますので、歯科医師とよく相談しながら治療を受けるか検討しましょう。
審美歯科のメリット・デメリット
ここでは審美歯科のメリット・デメリットを解説します。
審美歯科のメリット
まずは、審美歯科のメリットからご紹介します。
見た目を改善できる
審美歯科では、機能性だけでなく審美性も追求するため、見た目を改善できます。治療を行って口元が整えば、コンプレックスがなくなり自信につながることもあるでしょう。
治療前は口元や歯に自信がないために、他人の目を過剰に気にしていた方もいるかもしれません。見た目の改善によって自信を持てるようになれば、前向きな行動ができるようになるでしょう。
歯を清潔に保つことができる
審美歯科に通い続けて歯を整える過程で、歯や口元のセルフケアを意識的に行う機会が増えます。また、治療とメンテナンスのために歯科医院に通う頻度が高くなるので、結果として歯の健康を維持することにつながります。歯並びが整えば虫歯や歯周病のリスクも減るでしょう。
見た目の良さを追求することが、歯の健康につながるのです。
審美歯科のデメリット
審美歯科のデメリットは、以下のとおりです。
費用が高額
審美目的での治療は保険適用外になるため、保険が適用される一般歯科と異なり費用が高額です。
また、見た目に影響しないように注意を払いながら治療を進める必要があり、高い技術が求められます。そのため、技術料が加わることもあるでしょう。
さらに、保険適用外の治療では使用する素材の制限がありません。高品質で高額な素材を使用したり、何度も調整したりすると、費用が高額になる可能性があるでしょう。
メンテナンスを続ける必要がある
審美歯科を受けた後は、美しさを継続していくために定期的なメンテナンスが必要です。例えば、ホワイトニングの効果は永久に続くわけではありません。白さを維持するためには、定期的に施術を受ける必要があります。
セラミック治療の場合は、不具合が生じた際の保証が数年間ついていることが多いです。保証を受ける条件として、医師から指示された頻度でメンテナンスを受けていることをあげる医院が一般的です。
どのような治療方法であっても、効果を長続きさせて審美性を保つためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。