ワイヤー矯正の治療期間はどれくらい?長くかかるケースも解説!

ワイヤー矯正の治療期間はどれくらい?長くかかるケースも解説!

こんにちは。千葉県流山市にある歯医者「ABC歯科クリニック」です。

  • ワイヤー矯正の治療期間はどれくらい?長くかかるケースも解説!

「ワイヤー矯正はどれくらいの期間がかかるのだろう?」「治療の流れや、早く矯正が終わる方法を知りたい」といった疑問はありませんか。ワイヤー矯正には複数の種類があり、それによって治療にかかる期間が異なります。

本記事では、ワイヤー矯正の具体的な治療期間や治療の流れ、治療期間が長くなるケースなどについて解説していきます。ワイヤー矯正を早く終わらせるためのポイントもご紹介しているので、気になる方は参考にしてください。

ワイヤー矯正の治療期間はどれくらい?

冒頭でもお話しした通り、ワイヤー矯正は種類によってかかる期間が変わります。

全ての歯を移動させて歯並びや噛み合わせを整える全体矯正なら1〜3年、歯の一部を矯正する部分矯正なら2か月〜1年ほどでしょう。基本的には、矯正する歯の本数が少ないほど短い期間で治療できます。

また、ワイヤーを目立ちにくくするために歯の裏側にワイヤーをつけて矯正する裏側矯正は、表側矯正よりも数か月〜1年ほど治療期間が長くなる傾向があります。

ワイヤー矯正の流れ

ワイヤー矯正の具体的な治療の流れは以下の通りです。

1.カウンセリング
2.診察・精密検査
3.治療計画の作成
4.術前処置
5.ワイヤー矯正開始
6.定期通院
7.保定装置の取り付け
8.ワイヤー矯正終了

治療期間中の多くはワイヤーを装着して過ごすことになりますが、それ以外にもいくつかステップがあります。それぞれ解説します。

1.カウンセリング

まずはカウンセリングです。どのような歯並びの悩みがあるのか、どの部位の歯が気になっているのかなどを伝え、治療に関する不安や疑問を相談します。

ワイヤー矯正を受けるほとんどの方は保険適用外となり、費用が高額になる場合が多いです。費用についてもこのときに相談しておきましょう。

2.診察・精密検査

歯科医師による診察とレントゲンなどの精密検査を行い、口の中の状態を詳しく調べます。ワイヤー矯正ができる口腔状態か、虫歯や歯周病はないか、抜歯するべきかどうかなどを確認します。

さらに、歯型取りを行い、ワイヤー矯正ができる状態であるかを総合的に判断します。

3.治療計画の作成

歯科医師の診察や精密検査の結果からワイヤー矯正ができると判断されれば、次に治療計画を立てていきます。治療の手順やスケジュール、費用などが提示されるので、問題がなければ契約をして治療を開始しましょう。

4.術前処置

ワイヤー矯正治療に入る前に、処置が必要な場合があります。虫歯や歯周病があり先に治療しなければいけないケースや、抜歯が必要となるケースです。

それらの場合は、術前処置が終わってからワイヤー矯正を開始します。

5.ワイヤー矯正開始

術前処置が終わったら、ワイヤー矯正を始めます。歯をきれいに清掃してから、ブラケットを取り付けてワイヤーを通します。

6.定期検診

ワイヤーの取り付けが完了した後は、定期的に通院してワイヤーの調整を行いながら歯を動かしていきます。定期検診では単にワイヤーを調整するだけでなく、歯磨きの指導や口腔内に異常がないかの確認を行うこともあります。

7.保定装置の取り付け

目標の歯並びに到達したら、矯正装置を外します。矯正装置を外してそのままにしておくと、元の歯並びに戻ろうとする力が働くため、後戻りを防ぐために保定装置(リテーナー)を装着します。

8.ワイヤー矯正終了

歯並びが固定されたら装置を外して、ワイヤー矯正は終了です。

ワイヤー矯正の治療期間が長くなるケース

以下のケースに当てはまる場合は、ワイヤー矯正の期間が長くなりやすいです。

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・虫歯や歯周病がある
・抜歯を要する
・重度の叢生である
・舌や口周りの癖がある

それぞれ順番に解説します。

虫歯や歯周病がある

虫歯や歯周病がある場合は、ワイヤー矯正の治療期間が長くなります。実際の矯正治療に入る前に、虫歯や歯周病の治療をする必要があるからです。

部位や程度によってはワイヤー矯正を行いながら虫歯や歯周病の治療を並行して行うこともありますが、基本的には虫歯や歯周病を治してからワイヤー矯正を始めます。すぐにワイヤー矯正に始められない場合、その分治療期間が延長するのです。

抜歯を要する

ワイヤー矯正をするにあたり抜歯が必要となる場合も、治療期間が長くなります。抜歯を行う場合も、ワイヤー矯正に入る前に抜歯するからです。抜歯後、歯茎の状態が落ち着いてからでないとワイヤー矯正を始められません。

重度の叢生である

叢生が重度の場合、治療期間が長くなることがあります。叢生とは、歯が前後に重なって生えている状態のことです。歯の重なりが酷く、デコボコした状態になっていると、治療期間が長引きやすいでしょう。

舌や口周りの癖がある

舌や口周りの癖があると、ワイヤー矯正の治療期間が長引く可能性があります。舌や口周りの癖とは、舌で歯の裏側を押したり、頬杖をついたり、口呼吸の習慣があることなどが当てはまります。

このような癖は、歯並びが乱れる原因になります。歯並びを整えようと力を加えても、歯並びを乱す力も働き続けるため、スムーズに治療が進まないのです。

治療後に歯並びがもとの状態に戻る、後戻りの原因になることも多いので可能であれば改善しましょう。

ワイヤー矯正を計画どおりに終わらせるためのポイント

ワイヤー矯正を計画通りに終わらせるためのポイントについて解説します。以下の4つを心がけると、計画どおりに治療を終えられるでしょう。

・歯磨きを丁寧に行う
・食事に注意する
・忘れずに定期検診へ行く
・保定装置(リテーナー)の装着期間を守る

それぞれ順番に解説します。

歯磨きを丁寧に行う

丁寧に歯磨きをすると、予定通りにワイヤー矯正を終えられる可能性が高いでしょう。矯正期間中に虫歯が発生すると、矯正装置を取り外して虫歯治療をしなければならないためです。

軽度な虫歯であれば矯正装置をつけたまま治療できるかもしれませんが、十分に治療できなければ虫歯が再発するため装置を外すことも多いでしょう。

矯正装置がついている間はふだんよりも歯磨きがしづらいです。虫歯になるリスクがいつもより高いため、より注意して歯磨きすることが大切です。

食事に注意する

ワイヤー矯正の治療期間を長引かせないためには、食事にも注意する必要があります。特に注意すべきなのは、食べ物の硬さです。

無理して硬い食べ物を食べると、矯正装置が破損する恐れがあります。粘度の高い食べ物も、矯正装置を破損させるかもしれません。矯正装置にくっついて歯磨きが大変になることも多いため、可能であれば控えたほうがよいでしょう。

忘れずに定期検診へ行く

ワイヤー矯正を予定通りに終えるには、忘れずに定期検診へ行くことも大切です。矯正装置を取り付けた後は、数週間〜数ヶ月ごとに受診してワイヤーの調整を行う必要があります。

「忙しいから面倒」「行かなくても大丈夫だろう」といった気持ちから定期検診を先延ばしにすると、ワイヤーの調整ができず予定通りに歯を動かせません。そのため、元々予定していたスケジュールでは治療が終わらなくなる可能性があるのです。

保定装置(リテーナー)の装着期間を守る

保定装置(リテーナー)の装着期間を守ることは、ワイヤー矯正を予定通りの期間で終わらせるために非常に重要です。保定装置の装着を怠ると、せっかく矯正した歯並びが後戻りするので矯正した意味がなくなるのです。

マウスピースタイプの保定装置など、自分で取り外しできるものもありますが決められた時間・期間は必ず装着を続けてください。

ワイヤー矯正後の保定期間はどれくらい?

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ワイヤー矯正で整えた歯並びを維持するには、矯正するのにかかった期間と同じくらいの期間を保定にかける必要があります。矯正装置が外れるまで2年かかった場合の保定期間は2年ほどでしょう。

ただし、保定期間は患者様の口内の状態によって変動します。歯科医院の方針によって変わることもあるでしょう。一律で2〜3年とする歯科医院もありますが、保定装置の装着を続けるほど綺麗な歯並びを維持できるとされています。

まとめ

本記事では、ワイヤー矯正の具体的な治療期間や治療の流れなどについて解説しました。

ワイヤー矯正の種類や方法によってかかる期間は異なりますが、全体矯正であれば1〜3年、部分矯正であれば2か月〜1年前後です。本記事でご紹介したポイントを心がけて、ぜひスムーズにワイヤー矯正を行ってください。

ワイヤー矯正を検討されている方は、千葉県流山市にある歯医者「ABC歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

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